第22号

お知らせ

・楽楽理会総会開催

 来る10月5日(土)に下記の通り、総会および会員の親睦を深めるための懇親会を開きます。5年ぶりの開催となりますので、どうぞ万障お繰り合わせのうえご参集くださいますよう、ご案内申し上げます。2024年度楽楽理会総会出欠・名簿購入フォームより、出欠の可否をお知らせください。

 既に総会案内をメールでお送りしています。届いていない方は、至急、楽楽理会の代表メールrararikai@gmail.comにお知らせください。

日時  2024年10月5日(土)
場所  東京藝術大学音楽学部
〔総会〕  16:00~16:45 5―109教室
〔懇親会〕 17:00~19:00 GEIDAI LIVING
 会費   一般 5,000円 
      学生 2,000円(2024年度4月学部・大学院在籍者)

・名簿作成のご案内

 2024年度楽楽理会会員名簿の発行を2025年3月に予定しております。現在楽理科で作業を進めておりますので、ご連絡先に変更のある方は2024年度楽楽理会名簿更新用フォームへご記入をよろしくお願いいたします。

 


主任からのご報告

沼口 隆(楽理科主任)

 今年度、初めて主任となりました沼口隆です。よろしくお願い申し上げます。

 私事ながら、楽理科に着任して5年目を迎えました。1年目の2020年は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、年度初めから入構が厳しく制限されるなどの異常事態でしたが、年を経るごとに状況は改善してきており、もはやコロナ禍の影響もほとんど感じられない大学生活が戻って来ました。

 大きなニュースとしては、附属高等学校に楽理専攻が設置されることが挙げられます。7月7日に行われた学校説明会では、「楽理専攻分科会」(楽理専攻の説明会)に保護者を含めて200名を超える来場があり、予想を遥かに上回る関心の高さに心底驚かされました。その背景には、他専攻との併願を認めていることもあるでしょうが、来年2月の入試がどのようなことになるのか、附属高校の教員も含めて誰も予想できない展開になってきています。

 附属高校への楽理専攻の設置は、附属高校の定員充足のための方策のひとつであり、楽理科が青田買いを狙ったものでは決してありません。とはいえ、楽理科開設の実技授業の履修を義務づけ、また楽理科の専任教員が指導に当たるということで、大学も深い関りを持つことになります。「高校までは普通科で、幅広く色々なことを学んだ方が良い」という類の声も多く聞こえてはきますが、せっかく関わる以上は、実りあるものにしてゆかなければなりません。これまでになかったような学生像が築かれてゆくことを期待しましょう。

 今年度の新入学者数は別表の通りです。志願者数は、昨年度より微増したとはいえ、2年連続で競争力が2倍を切ってしまっている状況です。6月15日には大学院説明会、7月13~14日にはオープンキャンパス内で学科説明会・模擬授業(御担当:植村幸生先生、大角欣矢先生)が開催され、大学院説明会には22名(うちオンライン7名)、学科説明会には170名、模擬授業には72名の参加がありました(オープンキャンパスは同伴者の数を含みます)。オープンキャンパスの質疑応答では、学部学生の同席が今年も大いに功を奏し、多くの質問を受けました。

 コロナ禍で開催を中止していた拡大部会を、5月23日に5年ぶりに開催しました。15名の非常勤講師の方々が御出席してくださり、出勤日の関係で普段は顔を合わせることが難しい先生方との交流も図れる貴重な機会となりました。

 空前の円安、石油をはじめとする資源の高騰は、ただでさえ削減されている大学財政にも深刻な影響を与えています。図書館のホームページから利用が可能だったMGG Onlineは、音楽総合研究センターから提供されていたもので、今年度は楽理科の予算からも支出していましたが、ついに来年度以降の契約継続が不可能になってしまいました。同センターでは、予算の関係から人材の確保もままならず、数年来、閲覧・視聴室の開室時間も短縮されていますが、仕事内容の継承も懸念されるような状況にまで至りつつあります。研究基盤の維持は、大学においてもっとも重視されるべき事柄のひとつであり、苦境を凌いでいく知恵が求められるところです。

 


楽理科の現状

2024年7月22日現在

講座編成

第1講座 体系的音楽学 教授(兼) 植村 幸生
    教授(兼) 福中 冬子
第2講座 西洋音楽史 教授 福中 冬子
    教授 大角 欣矢
    准教授 西間木 真
    准教授 沼口 隆
第3講座 日本・東洋音楽史 教授 塚原 康子
    教授 植村 幸生

学生数

  • 学部入学定員         23名
  • 学生総数                  153名
  • 学部104名、修士課程20名、博士後期課程17名、研究生10名、特別研究学生2名
  • 外国人留学生総数 22名
 

学部

修士

 

1年

2年

3年

4年

5年

6年

8年

特別聴講学生

1年

2年

3年

総数

23

25

22

22

8

2

1

1

10

8

2

男子内数

7

3

8

7

2

1

0

0

7

5

0

女子内数

16

22

14

15

6

1

1

1

3

3

2

留学生内数

0

0

0

0

0

0

0

1

2

2

0

 

 

博士

研究生

特別研究学生

 

1年

2年

3年

4年

5年

7年

   

総数

2

5

3

2

4

1

10

2

男子内数

0

1

0

2

1

0

4

1

女子内数

2

4

3

0

3

1

6

1

留学生内数

0

2

1

1

1

0

10

2